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「インタビュー会社の社長とハガキ職人にそのあり方を聞いてみた。」株式会社カウテレビジョン 高橋 康徳さん 酒盛あかねさん

今回は「ポジティブ100%の企業価値を発信するインターネットTV局」株式会社カウテレビジョンの高橋康徳社長社員の酒盛あかねさんに伺わせて頂きました。高橋さんはこれまで何百人の経営者にインタビューをしており、あかねさんはご縁ある企業へのご縁温めをモットーに年間2000枚以上のハガキを書いていらっしゃるハガキ職人です。そのお2人に取材し、インタビューとハガキへの姿勢と在り方について伺っていきます。

高橋 康徳(たかはし・やすのり)さん

元テレビ西日本(フジ系)報道記者。9.11テロ取材をきっかけに独立を決意。ニュースドキュメント番組の制作実績4500本。世界で活躍する日本人経営者をインタビューし、インターネットテレビ局で配信している。その経歴から大学や企業での講演も多い。

酒盛あかね(さかもり・あかね)さん

ハガキ職人、「ご縁を頂いた方との、ご縁温め。」をモットーに、一筆一筆心を込めて、ハガキや手紙を丁寧に執筆。入社から10年。一度会社を辞めて戻ってきた出戻り社員として、若き女性クルーの良き相談相手。

相手の本音を引き出す=インタビューではない

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    今日はよろしくお願いします!
    高橋さんはこれまで沢山の経営者にインタビューをしてきたと思うのですが、その時にどうやって相手の本音を引き出しているのでしょうか?

  • え、なに?
    経営者はインタビューで猫かぶっていると思っているの?

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    いえ、そういう訳ではないのですが(汗)、、、。
    相手がカッコつけようとするところをどう減らそうと思っているのかなと思いまして、、、。(モゴモゴ)

  • そのかっこつけようとすると思っているところが思い込みかもしれないよ。
    そういうステレオタイプで人を見ていたら、服を着ているだけでカッコつけていることになる。

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    う。。。。

  • 僕は正直相手の殻を破ろうとかありのままを見ようとかそんなことではなくて、1人の経営者として、世の中のキラリと光る経営者を本当に尊敬の面で見ていて、彼らから人生成功の法則だったり、企業発展の体験談を聴きたいと思っています。

    それは僕自身が起業家としてあちこちぶつかり、理性と我欲の間で揺れ動くちっぽけな存在なので、世の中で0からどうやって素晴らしい会社になっていたのか、純粋に興味があり、その興味あることに心からのリスペクトを持って聴いているので、別に相手を丸裸にしようとする感覚はないです。

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    ああ、今の話を聴いて、スタンスの違いだと思っています。

    高橋さんのように尊敬の念を持って純粋に聴くと相手は素直に答えてくれて、僕みたいに相手の本音を聞き出そうとする方が相手は話しにくいのではないかと感じました。

  • 安部君がワイドショーの記者になるのだったらいいかもしれないけど、僕は世の中に既に出ていたとしても、そこからちょっとでも深い話や知らない内容が出たら素晴らしいと思っているし、苦悩、挫折と栄光の両方を聞かせて貰うことに喜びと必要性を感じています。

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    インタビュアーとワイドショーの記者は相手への尊敬の姿勢が違うということですね。

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    そうは言ってもカメラが回っていると話せない話があるのではないでしょうか。それは懇親会や食事の席、エレベーターや通路の数分にあるのではと思ってました。

  • それは確かにあるけど、インタビューの中でも起きます。

    聴く人の姿勢や空気作り、距離感や温度感一つでオフタイムでしか話せないような内容を話してくれることは幾度となくありました。

    だから、変な下心を持たずに、純粋に相手の人生にリスペクトと興味を持って聴くことが僕の宝だと思っています。

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    その時にそれは分かっているよとかあの人と同じことを言っているなという感覚にはならないのですか?

  • 全然ならないです。だって、1人1人の人生も生い立ちも違えば、同じ道筋を辿った会社もないからです。先ほどスタンスの違いと言ってたけど、また同じことを言いやがってと思っているのは相手ではなく、安部君の心の問題ではないかな?

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    グサグサ刺さりますね。その高橋さんのその相手に対する純粋に尊敬と興味を持ち続けるコツみたいなものはありますか?

  • その源流の源流を辿ると自分の人生をより良く生きたいし、カウテレビジョンを真っ当な会社にしたい、社員を幸せにしたい、お客さまに役立ちたい、世の中に必要とされる会社にしたいと思っているので、それには僕が目の前に変な疑念を持たずに向き合うことだと思っています。

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    凄いです。ただ、集中して聴くって難しくないですか?
    僕は聴いている時に別のことを考えたり、次の質問を考えたりすることがよくあります。

  • 分かりますが、相手の話を聴いている時に集中していないのは相手に伝わると思います。

    質問を投げかけた以上、相手の受け答えを一生懸命に聴く姿勢が大切です。

    僕はよく二の矢三の矢と言うのですが、「出身はどこですか?」と聴いて「青森です。」と答えるのは誰にでも出来ます。

    でも、そこで「青森と言えばりんごですね」と反応すると「実は妻の実家がりんご農園でして」初めて深い情報が出てきますし、それを繰り返すことで自分にしか聴けない情報や面白い話を引き出せます。

    その為には一の矢の返答に集中して聴かないと二の矢の化学反応を起こせないですし、次の三の矢、四の矢を放てません。

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    今の話を聞いて、相手の話のどこに反応するのか、何を感じるのか、どう受け取るのかの違いがインタビュアーの個性が出てくるのではないかと思いました

    勿論、その前提には真摯に向き合って話を聴くことがあると思いますが。

  • 僕はインタビュアーであるのと同時に1人の経営者であり実践者であるから、どうやったら経営が上手くいくのか、社員が幸せになるのか、どうやったらお客様にありがとうと言われるのかにめちゃくちゃ興味あります。
    誰もが自分の人生をより良く生きたいと思っているはずなのに、インタビューになるとカッコつけたいとか人の聞いたことのない話を聞きたいといった邪心が邪魔するのではないかな。

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    インタビューの中で場所や空間は話しやすさと関係するとは思いますが、それは本質ではなく、根っこにあるのは純粋に本当に聴きたいという興味と尊敬の気持ちなのかなと思います。

  • 私もよく陥る部分で、自分が相手にこの質問をしてどう思われるのだろうかという矢印が自分に向きがちなのですが、大事な点は相手の話に耳を傾けて、その人柄や専門性を聴きたいと思った先に良好な関係性があるのかなと感じます。

  • 世の中の多くの人は喋ることに神経を注いでいるのですが、人生の中で聞く時間の方が圧倒的に長く、喋る力を磨くよりも聴く力を磨いた方が圧倒的に人生に役立つのではないでしょうか。

    僕らは人生とコミュニケーションの65%は聴くが占めていると信じ、日本一の聴き上手カンパニーであろうを合言葉にしています。

  • インタビューには人生を変える力があると僕は信じています。

    なぜなら、相手もぼんやりと薄々考えているけど言語化されていない想いや思考があって、インタビューを通じて整理されて言語化されていくことが出来るからです。

    それが人や会社に共有され明文化されることで一気に推進力を帯びます。

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    確かに、特別な能力を必要とせず、誰にでも出来ますもんね。

  • けれども、雲泥の差が出ます。

    だから、人や会社の人生を変える力があるインタビューは面白いのです。

葉書1枚1枚を真剣勝負で書く

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    インタビューとは少し変わりますが、あかねさんはご縁ある方に葉書や手紙を書き続けられているのは、どういうモチベーションで続いているのですか?

  • そうですね、私が会社で何の為に書いているのかという文脈でいきますと、カウテレビジョンとして、一度出会った企業に出来るだけ長くご縁を繋ぎたい想いがあります。

    10年近くその想いで書き続け、ご縁ある企業との関係性を温めればと思っています。

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    それは自分が得意だいう感覚があったのですか?

  • うーん、なんか、文章を書くのに時間がかかる方ではあったので、最初から合っていたのかは分かりませんが、コツコツやっていくところは社内からも得意だねと言って貰ったこともあり、自分はこの領域で社会に役立てると感じ、それがずっと続いています。

  • 彼女は凄いんですよ。僕もハガキを書いていたし、うちの最初の1号社員2号社員も毎日書いていたので書く大変さもなかなかレスポンスが貰えない寂しさも知っていましたが、うちの酒盛は入社1年目から福岡の錚々たる経営者から次々と手紙が返ってきてました。

  • 一方で彼女は面と向かったやりとりはスローで、あまり得意ではないこともあり挫折をし、一時期、会社を去ることにもなりました。

    退職後も彼女は僕らの会社に新しい仕事が始まる時にクラッカーを鳴らす儀式を知っていて、辞めた2年後の会社7周年の時に77個のクラッカーを詰めたメッセージ入りの箱を送ってくれたサプライズに僕は凄く感動して、改めて、もう一回働いて欲しいとお願いし、復帰をして貰います。

    そこから最初は週2、3のパートタイムからでしたが、どんどん仕事を増やして、今ではハガキだけでなく、広報やアフターフォローまで幅を広げて、今はユニットリーダーという歳上のママさんクルーも部下を抱えて仕事をしています。

    不得手なことを何とかしようとするのでなく、自分の得意な一点に仕事を集中して、社内から社会から求められて彼女が仕事をしていることに僕はなんかこう嬉しいです。

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    対面の会話が苦手でもハガキという自分のペースで出来るコミュニケーションを大切に磨きに磨いて今のポジションまで来たのですね。

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    あかねさんがハガキを書くときに大切にしている部分やこだわりは何ですか?

  • 1つは書く時に絶対に感謝を伝えたいのがあって、クライアントで150社、ご縁を頂いた会社だと400〜500社に1枚1枚書くので、大変ではあるんですけども、その企業の取り組みやカウテレビジョンの社員が会ったときのお礼などパーソナルメッセージを書く点は心がけています。

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    テンプレート的な文でなく、1社1社、1人1人にそれぞれ合ったメッセージやエピソードの感謝を大切にされていると。

  • そうですね、やっぱり、自分のことを見てくれているのは自分がされても嬉しいじゃないですか。

    例えば、ご縁ある会社の商品を買って感想を書いたりや最近の活動について触れてみたり、相手に興味持つことも大切にしているのかなと思います。

  • 酒盛の凄いところは相手に何を届けたいのか目的がはっきりしていて、彼女の人生理念である自分と相手をほっこりさせることに人生を懸けていて、それは彼女の人柄からそうだし、ハガキにも乗せていて、それがブランドになっています。

    酒盛さんから貰った葉書を机の上に貼ったり、財布に入れていたりして、お客様から酒盛さんを貸してくださいと言われるほどです。

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    話を聞いていると、年間2000枚を書いている数字に目が行きがちですが、量を書いているのでなく、1枚1枚に丁寧に向き合い結果として2000枚書いたことになったのかなと感じました。

  • そうだね。僕らはベネフィット設計と呼んでいますが、インタビューも葉書も誰にどんな感情になって、どんな行動をして欲しいかまでがあります。

    このフレームに当てはめると1通のメールも1枚のハガキも1本の電話もオンリーワンであるはずです。

    けれども、そこに作業的な要素を入れるとどこかにやらされ感や疲れを感じます。

    その1個1個に読む人聴く人がいて人の感情があってその先に行動があることを考えると1発1発が真剣勝負です。その部分を大事にして欲しいですね。

自分が一番の視聴者であり、リピーター。

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    僕はこのsolaをずっと続けてきてはいますが、これからどうしたら良いのかまだ見えていないのが悩みなんです。

  • 僕も31歳の時に起業して、最初の数年間は何が正解か不正解かも分からないままに経営者インタビューをずっと続けていました。

    その中でピエトロ創業者の村田社長からある日に呼ばれて、「お前からインタビューされた動画が学生や友達からめちゃくちゃ評判がいいんだ。だから、あの動画を動画を売ってくれ」と言われたのが我々のビジネスのターニングポイントになっています。

    それまではなんとなくこれはきっと合っているはずだ、これをやり続けていれば、誰かに何か喜ばれるはずだと確信が持てないままも一生懸命に2年3年4年と続けてきた経営者インタビューでした。

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    では、高橋さんは村田社長に売ってくれと言われまで手探り感があったのですか?

  • あったと思う。でも、言われるまでも動画制作やイベント運営などで稼いでいたので、血を流しながらも死なない状態を作ってはいます。

    経営者インタビューは社会貢献事業だと言って無料でインタビューして無料で公開をしてきてました。

  • 1000人以上の多くの人にこれはどこで儲けているだとカウテレビジョンのビジネスモデルが分からないと言われてきましたが、僕はその度に「なんかいいと思うんだよね」と言っています。

    少なくとも僕は見たいし、僕みたいな人がきっと世の中にいるはずだし、毎回、相手の経営者の人生やターニングポイント、業界で勝った理由を聴くたびに感銘を受けていたので、根拠なき自信はありましたね。

    だから、1人の視聴者を喜ばせることが出来ていたし、1人のリピーターはいたと思っています。

  • だから、今は安部君もこのsolaが一体どうなるのかこの先どう発展していくのかまだ見えないと思うけども、良いインタビュアーになると思うし、自分の手弁当で行動力1つで出来ているわけだから続けていくといいと思うよ。

編集後記
お2人の話を聞いて、いかに僕が自分にベクトルを向けて考え過ぎているのかにハッとしました。今後のインタビューでも考え過ぎずに邪心を持たずに目の前の方に真摯に耳を傾ける。目の前の1枚1枚の葉書にもルーティーンワークにするのでなく、想いを込める。改めて、本来大事にすべき部分を忘れずに、丁寧に向き合っていきます。ありがとうございました!

株式会社カウテレビジョンについて
ホームページ:https://cow-tv.com/
採用ページ:https://cowtv-recruit.com/index.html

高橋 康徳さんのFacebook:https://www.facebook.com/takacowtv
酒盛あかねさんのFacebook:https://www.facebook.com/akane.sakamori

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