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「身体の声をきいて人生のプロセスに従おう」MiLI:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート事務局 桐林千登勢さん

今回は取材させて頂いたのはMiLI:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート事務局の桐林千登勢さんです。

グローバル企業であるGoogleが社員研修に取り入れた「マインドフルネス」を日本で提供する仕事をしている桐林さんにその人生を振り返って学生に伝えたい「身体の声をきいて人生のプロセスに従おう」とは何か、ご自身の経験を含めて語って頂きました。

身体の声をきいて人生のプロセスに従おう

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    今日はありがとうございます。桐林さんの人生を振り返って今の学生に伝えたいメッセージは何でしょうか?

  • 自分の人生を通して現れてくるプロセスに従おうとお伝えしたいです。

    例えば、何か目標を掲げて努力する過程で不意の出来事が起こり流されて違う方向に進んだように見えて巡りめぐってその目標が実現している、若しくは全く想像していなかったやりたい仕事に辿り着いていることがあります。やりたい仕事や目標に拘り信じ切る気持ちも1つのプロセスの従い方で大事です。

    けれども、内側に生じる感情や回りに起こってくる出来事に意識を向け、手放しても良いなと感じた時は違う流れに乗ってみる姿勢を持って欲しいですね。

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    人生のプロセスに従う為の何か具体的なヒントやアドバイスはありますか?

  • 一番のヒントは身体からの声を聴くことです。

    社会的に意義があることに志を掲げてやりたいと思っていても何故か身体が動かない時があると思います。

    それは心と身体の声が一致してないからかもしれません。

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    心でなくて身体の声を聞くのですね。

  • はい。心はちょっと嘘をついたりごまかしたりもするので心がやりたいと発していても身体がストップしている時はやらないほうがいいかもしれないですし、やるために別の何かが必要かもしれません。

    どうして動かないのかを内観してみると良いと思います。

    身体からのメッセージを掴む為にも体調を整えて自身の身体と仲良くする心掛けは大切です。

桐林千登勢(きりばやし・ちとせ)さん

MiLI:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート事務局
合同会社Wisdom2.0Japan Administrative Manager
日本トランスパーソナル学会 常任理事
プロセスワーク・プラクティショナー
マインドフルネスをベースとした様々なプログラムの提供やカンファレンス等の開催を通し、自らと向き合い、その上で他者や世界と向き合うことの大切さを広めることに取り組んでいる

マインドフルネスを通して人生の選択肢を増やす

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    現在のMiLI:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート事務局ではどこにやりがいや嬉しさを感じますか?

  • 提供しているマインドフルネスのプログラムを受けている受講生が大きな気付きを得て表情や雰囲気が変わっていく姿を見るとやってよかった、この仕事を続けていきたいなと心から感じます。

    1人でも多くの方が自分の状態に気付き自分の人生の選択肢を増して欲しい想いも持っています。

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    どういう経緯でその仕事をするようになったのですか?

  • 私は過去の体験から人の意識の変容に関わる仕事につきたい気持ちがありました。

    けれども、大抵の場合私は仕事と自己実現は同じではありませんでした。

    派遣での仕事をしながら、空いた時間で働き方改革の会を立ち上げたりセミナーを開催したりと仕事とは別にやりたい活動を続けていたところ縁あって現在の会社の代表と知り合いました。

    ちょうどお互いのタイミングが重なり業務委託で関わらせて頂くことになって現在に至ります。

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    人生のプロセスに従ったのですね。

  • はい。実は今の会社に関わる5~6年前にFacebookでセミナーの広告を見たことがあります。

    ふとこの会社で働けたら幸せだろうなと思いましたが、私自身学歴や経歴の関係でやりたい仕事に就くというのは困難なことが多かったためアプローチしようとは思いませんでした。

    けれども、振り返ると私がやりたい活動や心が惹かれたものに関わっていくことで巡りめぐって理想的な事業に携われることになったと感じます。

私の思考や感情=私ではない

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    この記事は学生に向けて発信をしております。桐林さんの就職活動はどのように決めましたか?

  • 私は家庭の事情で大学を中退しており、新卒一括採用における就職活動を経験しておりません。

    求人雑誌を見て関心の高いIT系企業に電話をしても最低条件が大学卒業以上で書類選考すらしてもらえずに門前払いでした。

    実力主義で学歴問わないと謳う会社を見つけて適正試験を受けさせていただき合格したことで入社しました。

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    1社目の会社はどのような仕事をして何を感じましたか?

  • グラフィック関連の仕事に就く予定で入社しましたがちょうど社内に仕事がなく、代わりにプログラミングのテキストとビデオを渡されたので3日間1人で勉強しました。

    翌週から他社に出向するという、習うより慣れろという職場環境でした。

    主に汎用系のシステム開発に携わり、幸い業務上は困難や悩みもありませんでした。

    けれども、すぐに飽きてしまい会社に希望を出してパソコン系のシステム開発に異動したりと、幅広い経験をさせてもらったと感じます。

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    人生の転機といえる出来事はありましたか?

  • はい。プライベートで内面を深く掘り下げる出来事に遭遇しました。

    その時に思考や感情というのは私なのではなく、環境や状況、関係性によって誰にも起こる人間に備わった機能なのだと気づきました。そこから人生を見る視点が大きく変わり、私自身の使命の1つとして子供を産んでできるだけ幸せに育てようと思いました。

    タイミング良くパートナーとも巡り合い、結婚を機に退職して育児をしながら派遣やアルバイト、業務委託など様々な仕事をしたり独学でグラフィックの勉強をして副業も始めました。

    今思えばそれらの全てが現在に繋がっていると思います。

自分に合う方法がある

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    最後に学生の方にもう1つお伝えしたいことがあればお聞きしても良いでしょうか?

  • 私はこれまで自己啓発の講座で学ぶような目標設定をしてそこに向かって邁進して成功した体験が一度もありません。

    けれども、目標を忘れてやりたいことに向かっているうちに目指していた場所に辿り着いた経験は度々あります。どちらが良い悪いではなくその人に合う方法があります

    だから、世間の成功者が言う方法が必ずしも自分に合っているとは限らないと頭に入れておくと良いと思います。

    言われたやり方が出来ない自分をダメだ、まだまだ足りないと責める必要もありません。ぜひ、自分に合ったやり方を見つけてください。応援しています。

↓桐林千登勢さんの詳細はこちら↓
●Facebook:https://www.facebook.com/chitose.kiribayashi
●MiLI:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート:https://mindful-leadership.jp/
●Wisdom2.0Japan: https://wisdom2japan.com/
●日本トランスパーソナル学会:https://transpersonal.jp/

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