株式会社シンフォニア 亀山絵菜さんが母の亀山みゆきさんから一番学んだ点とは?
今回は音楽の事業からスタートし、音の力による分娩支援、現在は産婦人科と医療業界にまで拡げている株式会社シンフォニア代表取締役の亀山みゆきさん、取締役の亀山絵菜さんに伺わせて頂きました。
30年以上事業を継続、発展させているみゆきさんの背中から娘の絵菜さんが学んだ大事にしている考えとは何でしょうか?
そこから広がっていく対話の流れも含めて最後まで是非一緒に楽しく読み進んで頂きますと幸いです。
亀山みゆき(かめやま・みゆき)さん
福岡県生まれ 幼少の頃より音楽に親しみ、中学時代より作曲を始める。高校時代に手掛けた 「合唱三部組曲」は全国音楽コンクール作曲の部で最優秀賞を受賞。 音楽大学在学中はピアノ、作曲を中心に学ぶ。YAMAHA 講師を経て独立。 オリジナル音楽の制作を中心に、演出用音楽、映像用音楽、CM、番組用など、 作詞、作曲、編曲多数。 医療空間、商業施設、教育機関、寺院仏閣などに向けた「音環境整備」分野では”音の力”を活かしたサウンドデザインを実施。中でも「分娩支援システム」における音楽コンテンツは体験者 130万人を超える。 岡山の産婦人科医と共同企画した CD はマザーテレサ氏の元に送られ、逝去まで聴き続けられた。存命の間に直筆の音楽の評価とお礼状をもらう。ディスカバリーチャンネル企画の世界マザーズデーでは、世界110 カ国オンエアの番組に音楽提供。 母校に送った「私たちのメモリー(名島の丘の情景で)」は、15年間、毎年卒業式で歌い継がれ、その歌唱は毎年恒例となり児童の歌とピアノの指導にあたる。 2014年新規開校「福岡市立舞鶴小学校」の校歌作曲を手がける。
亀山絵菜(かめやま・えな)さん
福岡県生まれ 両親の影響で幼少期から音楽、語学、デザインなどに親しむ。中学校では全日本合唱コンクール九州大会にて金賞を受賞。高校時代には韓国語の習得に励み、弁論・スピーチなど複数のコンテストにおいて最優秀賞を受賞し、検定試験で最上級を取得。語学力を見込まれ、推薦入試にて東京の大学に進学したのち、卒業後はヤフー株式会社に入社。その後、通訳・翻訳などの仕事を経て株式会社シンフォニアに入社。 医療機関に向けたデザインなどを手掛ける。
本日はお二方ともありがとうございます!
まず娘の絵菜さんから見て、母であるみゆきさんの背中から一番学んだ点は何ですか?
そうですね、一番は母の常にプラスのエネルギーと繋がろうする部分を大きく学びました。
私も「出来ない」「やらない」の言葉はあまり好きではなくて、マイナスな思考が浮かんでも言葉にしないところは心掛けているポイントです。
「出来ない」ではなく、こうすれば出来るよねといった考えで、同じ事象でもプラスの面を見るようにしております。
彼女はめちゃくちゃ仕事が早くて、私の友人の経営者からも幹部に欲しいと沢山のお声がけを頂いておりますよ。
それはすごいですね。
みゆきさん自身もプラスの方面を見る視点や仕事に対する捉え方はこだわっていますか?
もうそれしかないですよ。
好きか嫌いかやりたいかやりたくないか自分の心に正直に従います。
人は鏡なので、自分が好きと思ったら相手も好きと思ってくれて逆も然りです。
私はお世辞や社交辞令で思ってもないことを言うのはあまり良く思っていません。
なぜなら若い方はまだ許されますが、経営者は自分の発言に責任を持たないといけないからです。
確かに人との信頼を失いそうですよね。
私は取引先でも指摘するべき点は徹底的に解決するまでダメ出しをします。
その相手を切ることは確かに簡単です。
けれどもこれから長い付き合いをして、一緒に歩もうとする覚悟が大事だと思っています。
みゆきさんの深い愛を感じますね。
そう、親子、音楽、人間関係も愛情が大切です。
仕事や語学が出来なくても、ITが分からなくても良いので、愛に溢れた人は素晴らしい人だと思っています。
愛を持って相手のために厳しいことを言えるどうかは大きいと僕も思います。
私があまり好きでないのは、人に毒を吐く人です。
自分のことが大好きで、誰かを陥れようとする人、それに感化される人にもなって欲しくないと思っています。
先ほどの絵菜さんのマイナスな思考が思い浮かんでも言葉にしない心掛けと繋がりますね。
大事ですよ。言葉のエネルギーは地球をも通すと言われています。
私の座右の銘は「念ずれば花ひらく」で強く念ずると必ず叶うと信じてます。
それくらいのパワーがあるからこそ、誰かを陥れるような間違った方向に使うことは特に恐いのです。
どうすれば間違いでなく、正しい方向に念を使えるようになりますか?
良いオーラ、エネルギー、魂、明るい顔相といったプラスの人とのみ付き合うことです。
そうすることで、良い仕事が出来て、世の中に伝わり、対価としてのお金も入り、そのお金で社会貢献も出来ます。
その為には自分中心でなく、周りの人、家族、友人を良くしたい外に対しての利他の心を持つ姿勢が大切です。
自分中心の人はその考えを根っこを深く刺しているので、なかなか抜けきれず、人を妬みます。
お祝い事も言葉では「良かったね」と言っても、心から祝福をしていません。
あ、僕はその視点結構難しいなと感じていて、おめでとうと口では言っても、なかなか心から喜べない時はどうしたらいいと絵菜さんは思いますか?
そうですね、私は自分と人を比べて悩んでいるからだと思います。
自分と人とは違うと割り切る視点が大事ではないでしょうか。
そうだね。人によって生まれ育った環境も周りにいる人も違うから比べられないじゃない。
だから就職活動でも周りの学生の比べなくて良いと思っています。
それはどういう意味でしょうか。
皆が卒業したら一斉に就職するなんてナンセンスだと私は思っています。
やりたいことがあれば卒業せずに、遊んでも海外留学でもすれば良いですし、やりたいことが大学になければ、中退しても良いと思っていて、自分の息子にそう伝えています。
大学を中退しても良いはかっこいいですね。
歳を重ねるとどうせ今の私にはといった諦めが出てきます。
大海原に1人でオールを持っていくのは恐くて出来ないと言ってますが、裸一貫で行ってみると大きな船やイルカが乗せてくれるかもしれないという発想にはならないのです。
多くの学生の方は自分の中の常識が強いすぎるからこそ、迷ったり悩んだりして動けないように感じます。
確かに、親や周りの大人からたくさん言われて常識が作られていることはあると思います。
言われたことを1つの意見として捉えれば良いのですが、1個と1個を重たく受け入れがちだと思います。
今は時代が変わり、世界が変わり宇宙が変わっていますので、あなたのことを悪く言う人は聞き流して、自分の人生を歩んで欲しいですね。
株式会社シンフォニアのホームページ:https://www.symphonia-inc.com/
亀山みゆきさんのFacebook:https://www.facebook.com/miyuki.kameyama
亀山絵菜さんのFacebook:https://www.facebook.com/ena.kameyama