「うん。うん。で、あなたはどうしたいの?」マーケティングコンサルタント 武田健人さん
答えは自分の中にある。あなたはどうしたいの?今回はマーケティングコンサルタントの武田健人さんに伺いました。学生時代にギャンブルから抜けられなかった生活からどのようにして今に至るのでしょうか。
ビジネスの為に人生を使うのではなく人生ありきでビジネスをする
今日はありがとうございます。改めてマーケティングコンサルタントとはどんな仕事でしょうか?
はい。マーケティングコンサルタントとは経営者がお客様や売り上げを増やすためのアドバイスや支援をしたり、これから起業したい方に向けてどうすれば起業が上手くいくかの手法を教えたりして一緒に考え併走する仕事です。
なぜ、その仕事をするようになったのでしょうか?
最初はオンラインの文通コミュニティを立ち上げたときにInstagramで集客をしておりました。今は当たり前ですが、当時の使用者は全くいませんでした。文通コミュニティをインターネットで公開したところ、初めてにして約50人がサービスを買ってくれました。僕はその手法を本で学んで当たり前だと思っておりましたが、経営者が集まる場にいくと周りの経営者が全然知らずにその方法を教えて欲しいと言われて初めてInstagramのフォロワーを増やすセミナーを開きました。その経営者の方々にやり方は分かったけれども実際にやれるか心配だから最後までサポートをして頂けませんかと言われたのがコンサルタントの始まりです。
周りから求められて始めたのですね。
はい。最初はInstagramのコンサルティングをしてフォロワーを増やしておりました。しかし重要なのはフォロワーを増やすのでなく、実際に商品やサービスを購入して売り上げの上昇なのでデジタルからリアルまでマーケティングの領域を徐々に広げていき現在に至ります。
健人さんがマーケティングコンサルタントとして大切にしている信念は何でしょうか?
ビジネスの為に人生を使うのではなく人生ありきでのビジネスを大事にしています。資本主義では沢山のお金を稼いで会社の拡大が良しとされてます。けれども僕はそれよりも本人が幸せであるかを重要視しています。なのでこれから起業する方に対しても何の為にするのか、心からやりたいと思っているかを念入りに確認します。勿論生きていく為にはお金も必要なのでバランスも大事ですが、人生ありきでのビジネスを忘れずに心がけています。
武田健人(たけだ・けんと)さん
「一度きりの人生を理想のものに」をテーマにビジネスだけでなく、クライアントの幸せと向き合い並走するマーケティングコンサルタントであり、マーケティングコンサルタントのコンサルタント。 マーケティングとコーチングスキルを併せ持ち、クライアントの主体性を引き出すコンサルティングで成果のサポートを行う。 特にビジネスのテンプレート化を得意とし、誰でもテンプレート通りに実行するだけで成果の出る独自のテンプレート作りには定評がある。
ギャンブルから抜け出す為には
この記事は学生に向けて発信をしております。健人さんはどんな学生でしたでしょうか?
小さい頃から図鑑を読む子供で学校の成績は上位にいました。大阪の大学で学生の時は大した志も持たずに勉学もまともにせずサークルでテニスをするかパチンコ屋に入り浸る日々です。
学生生活は謳歌していたのですか?
確かにテニスは学生らしくて楽しんでおりました。けれどもパチンコは楽しんでいたというよりは辞められなくて惰性でやっており常に自己否定との闘いです。今振り返るとパチンコにハマっていなければ、もっと学生らしい青春を送れたかもしれないと思っております。
辞められなかったパチンコはどういう経緯で辞められるようになったのでしょうか?
大学生活もパチンコに入り浸りすぎて講義にはほとんど出席をせずに留年しました。大学5年生でも全ての単位を取得しないと卒業証書が貰えない状況で今まで真面目に講義に出ていない人が急にフル単位を取れるはずもなく最後は退学をします。
社会人になっても簡単には辞められませんでした。大学を退学をしてパチンコとテニスしかやっていない人間にまともな就職先はなく手取り14万円の生活です。社会人でも特別能力が高いわけでもなく給与は暫く上がらないと思っていた自分にとってギャンブルですぐに何万円も手に入れられるので魅力的でした。
一方で大事な人との約束をパチンコの調子を理由に「お腹痛いからごめん」と言って断り沢山の信頼を失いました。辞めたくても辞められずにどうすれば良いのかを考えた時にパチンコから逃げるのではなくてパチンコを面白くないと感じるくらいに何か熱中して稼げるようになろうと決意をします。
いわゆる起業でのビジネスですね。
はい。ただ、学生時代テニスとパチンコしかせず、モチベーションの低いサラリーマンだった自分がいきなりビジネスを成功させるられるわけもなく、祖父から200万円を借りましたが、全額使い切り失敗に終わりました。
それからは福岡の糸島の会社を紹介して頂きサラリーマンでしたが、やはり自分は起きたい時間に起きて、やりたい仕事をやって好きなように生きたいと思いました。今度は自分がやりたいビジネスを作ろうと思い文通のコミュニティビジネスを生み出します。その過程でビジネスを作り出すことやマーケティングの力を身につけ活用していき次第にワクワク感を覚え仕事量も増えていったので自然とパチンコに行かなくなり、いつの間にか辞められました。
うん。うん。で、あなたはどうしたいの?
最後にこの記事を読んでいる学生にメッセージをお願いします!
答えは自分の中にしかないので探して下さい。楽しいやりたいと思ったらすぐにやったほうがいいです。例えば、ビジネスもお金が溜まったらやりますという方がいらしゃいますが、何かをして百円でも貰えたらそれはビジネスです。貯金が貯まったら海外旅行に行きたい方も貯金をしなくても海外に行けますし、本当に行きたいなら少し借金をしてでも行きます。
自分がやりたいことや興味のあるものは先延ばしをせずに自分の心を満たしていく練習が大切です。繰り返していくうちに自分が求めている何かが徐々に分かってきます。多くの日本人は周りの方に迷惑を掛けないよう教育されているので自分の心に聞くことを苦手としています。1回自分の心に聞いたくらいで分からないくらいに錆び付いてしまっています。常日頃から「私はどうなりたいんだろう、何をやりたいだろう」と問いかけて満たしていく訓練が大切です。是非、自分の心に聞いて自分が求める人生を歩んでください!
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