「出来ないとは言わない!!人生は挑戦だ!!」 株式会社cloud Fukuoka代表取締役 多田有佑さん

ホームページ制作、プログラミング言語などを習得するのは難しい。そう思っている方も多いのではないでしょうか。今回は学生時代から特にIT関係の環境にいたわけでもなくスキルもほとんど0の状態から現在はIT企業の経営者として多くの会社に向けてホームページ制作やコンサルティングなどをしている多田有佑さんの人生に学んでみました。一体どんな人生を歩んできて今に至るのでしょうか。

多田有佑(ただ・ゆうすけ)さん

東京都生まれ茨城県育ち。
私立常総学院で中高を過ごす。
一浪を経て2009年に九州大学経済学部に入学。
2013〜2016年 (株)さなる九州で小中学生向けの塾で理数系を担当し集団授業を行う。2016年 コールセンター(やずやの受電)でアルバイト。
自作サイトでのアフィリエイトがヒット。
2016年12月 株式会社cloud Fukuoka設立。
2019年12月 第4期目を迎える、第3期目は黒字化に成功

覚悟を持って徹底的にやれば出来ないことはない

  • 多田さんは何故独立しようと思ったのでしょうか?

  • 実は独立しようと思った明確な理由は特にありませんでした。
    ただ、前職の教育会社にいた時からパソコンを使った仕事をずっとしたいなとは思ってはいました。そのような中で偶々、システム関係のプログラマーの方と知り合う機会があり、その方が石垣島に住んでいるので、石垣島に行ってその方に付きっきりで教えて貰いました。教えてもらった技術でホームページを作れるようになり、試行錯誤しながらアクセスを集めて広告収入が取れるようになりました。

    月に何百万も稼げるようになったのはいいものの、いきなり数ヶ月でそんな大金を手にした事がなかったので、かなり戸惑いました。知人に相談して、個人事業主よりも法人化した方がいいんじゃないかと言われて株式会社cloud Fukuokaを設立することにしました。

  • 結果として会社を作ることになったのですね。

  • はい。折角、会社を作ったならば、何か世の中に還元、貢献をしていきたいと思うようになりました。その為、今までの広告収入を全部撤廃して、企業相手に向けてのホームページ制作や集客の手伝いのコンサルティングに切り替えました。

    勿論、最初は経験がまだ足りなかったので、自分なりに情報収集をしたり、様々な会社の中で勉強をさせて頂いたりもしました。そこから自分なりのマーケティング理論が完成していき今はプログラミングやデザインまで幅広くお役立ちをさせて頂いています。

    今の自分の技術はお客様から始まりましたね。お客様からこういうものを作って欲しいという要望に対しても出来ませんとは言わずに本気で勉強すれば出来ると思っていました。プログラミングの技術の習得もかなり苦労しましたが、覚悟を持って徹底的に追求すれば出来ないことはないのだなと身をもって体験していますし、きっかけを下さったお客様には今でも感謝しています。

男声合唱団で熱中した学生生活と教育会社での成長の社会人生活

  • この記事は学生に向けて発信をしております。多田さんの学生生活について教えてください。

  • 大学生の時は勉学はあまりしませんでしたが、男声合唱団のサークル活動に熱を注ぎました。歌う事以上に自分達が執行学年でのサークル運営がかなり大変でした。新年度に変わってからは大学の新入生歓迎会があるので音楽団体として毎日、新入生に向けての歓迎演奏をしながら、自分達の男声合唱団への新入生を呼び込みをしていました。自分がその時の委員長を務めて、今まで達成した事がなかった新入生を20人以上入れました。その後は部長としてOBの方々を含めて100人以上の組織をまとめあげました。

  • 就職活動はどのように決めましたか?

  • 就職活動は全く考えておらず、就職活動の時期もサークル活動に熱中をしていました。気づいた時には周りの皆が内定を持っている中でのかなり遅いスタートでした。ある時に通学で九大進学ゼミの校舎を通勤の際によく見るので気になって説明会に参加すると感動で泣いてしまいました。人の心を動かす事が出来る教育は本当にすごいと思いましたね。そのまま、最終面接まで進み、入社することを決めました。

  • 入社した会社での社会人生活はどうでしたか?

  • 入社した株式会社さなる九州では教育の様々な方法を毎日、インプットしながら授業でアウトプットをしていく環境でしたので早いスピードで成長が出来ました。

    最初は授業でも生徒たちに上手く伝えられずに、あまり好かれなかったのですが、どうしたら生徒の成績を上げることが出来るのか、生徒に上手く伝える事が出来るのか、生徒に好感を持って貰えるのかと日々考えながら、実践をしていくと次第に出来るようになって周りの環境が変わっていきましたね。

    今もIT企業のコンサルティングで、どのようにして会社を良い方向に持っていくのか考えて、時にはその企業の社員に向けてプレゼンをすることもありますが、新卒で入社した教育会社での経験があるので自然と出来ています。振り返ると過去の人生に無駄はなく、全て今に繋がっているなと感じます。

「出来ないとは言わない!!人生は挑戦だ!!」

  • 最後にこの記事を読んでいる大学生にメッセージをお願いします!

  • まずは、出来ないと思わずに、やってみようとしてみてください!

    その上でしっかりとやり続ける事が大切です。
    何事も続かせないと意味がないです。自分も会社経営してきて痛い程に継続の大事さを身に染みてます。どれだけ調子が良くても悪くても継続をさせてください!

    特に20代前半の皆さんには無限の可能性があります。その反面できっとまだまだ知らないことや恐いことも沢山あるはずです。
    だからこそ、出来ないと決して思わずに必ずやり遂げるんだという強い意志を持って何事にも取り組んでください!応援しています!

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