「嫌なことからは逃げろ!好きなことからは逃げるな!!」 糸島フォトグラファー 白石悠さん
現在、自分の大好きなカメラで仕事をしている白石悠さんは趣味で始めたカメラをどこで出会いどうやって仕事にしたのか、そして、大学生、社会人時代は何を考えてどんな苦労があったのか。白石悠さんの人生から学ばせて頂きました。
白石悠(しらいし・ゆう)さん
糸島ドラマチックフォトグラファー 『ゆー』
1988年12月生まれ。福岡県北九州市出身、糸島市在住。24歳の頃に勤めていた会社を辞め、日本一周の「歩く」旅へ。福岡の北九州から本州を北上して半年で北海道に。最初の冬は北海道で住み込みで働き、春になって「歩き」を再開。日本海側を南下して沖縄まですべてを歩き、約3年の歳月をかけて、総行距離は5000kmを超える。旅の最中に一眼カメラと出会い、地元福岡に帰ってからカメラマンを志す。現在は女性起業家の方を対象にPR写真、HP制作などを行うかたわら、写真講師も行っている。
農業を学んでいた大学時代、苦労が絶えない社会人時代
今日はありがとうございます!学生の時はどんな学生でしたか?
福岡の農業の短期大学で2年間、農業の勉強をしておりました。でも、実は高校は工業高校で工業は嫌だ農業で悠々自適に過ごしたいと感じて進学しました。あと授業料が免除だったことも大きかったですね。
短期大学時代では、周りの方々が元々家が農家の人が多くて所謂、経営者を目指す人が多くてとても刺激になりました。みんなで畑を耕すことなどをしたのでなかなか楽しかったですね!就職はどこに決められましたか?
最初は熊本の旅館に就職しました。その旅館の農業部門として採用をされました。ただ実際、旅館で働いてる時はかなりきつくてわずか3カ月ほどで辞めました…。
そこでは、農業もやりつつ、旅館のお手伝いもしていました。とにかく、休憩時間や休みがなくてほぼほぼ毎日毎時間働いていました。5月などの繁忙期は周りもピリピリしていて精神的にもダメージが大きかったです。その時に自分は人を持ちあげて丁寧に接することが苦手なんだなということを感じ始めました。辞められた後はどうされましたか?
2社目は短期大学時代に目をかけて頂いた方のご縁で野菜を卸す企業に転職しました。そこでは、主に農家さんの野菜を仕入れて、スーパーに届けるお仕事を3年間程しておりました。
ただ、そこで自分があまりに仕事が出来なさすぎて…(笑)そこの会社では毎回会議があって自分もずっと参加していたのですが、だんだん呼ばれなくなって…。自分はこの会社では必要とされていないのだなと悲しくなり退職しました。
そこから3社目は博多の広告代理店の営業に転職しました。ただ、その会社も自分に合わなくて…。上司に自分の歓迎会ををするから出欠を取ってと言われて、隣の人に聞いたところ、メールしてとただ1言だけ言われました。会社の中に人としての温かさはなく毎日のように怒られて半年ほどで退職しましたね。3社の会社の中で働きながら自分が本当にやりたいことや向いてることは会社の中で安定して働くことではないかもしれないとも思い始めました。
日本1周の旅へ、そして、カメラとの出会い
何故、日本1周の旅をしようと思ったのですか?
きっかけは、高橋歩さんの本を読んだことです。それは、奥さんと一緒に世界1周をする内容の本でとても衝撃的でした。すると、その後に母親が突然自転車で世界1周する本を渡されて、それも本当に面白くて、「あぁ、生きる」ってこういうことなんだと非常に感銘を受けました。その2冊を読んで自分もいつか旅をしてみたいと思うようになりました。しかし、旅を誰かが連れて行ってくれることを心待ちにしている自分に気づきました。待っていても誰も連れて行ってはくれない。それなら、自分でやってみようと思い、旅を始めました。
どんな風に旅をされましたか?
旅は日本1周を3年間かけて「徒歩」で行きました。何故、徒歩にしたのかと言いますと、当時、お金に余裕がなくて、自分の新車やゲームなどの身の回りのものを売って、旅の資金を用意しました。それでも、そこから、自転車などを買うと旅が出来なくなるので徒歩にしました。後は、徒歩で実際、どこまで行けるんだろうとという好奇心もありましたね。旅は野宿をしながら、単発の季節のアルバイトをしておりました。毎日毎日が刺激連発でした。
旅を通して、大きな学び気づきは何ですか??
自分の中での常識が大きく崩れ去ったことです。今でも、覚えているのですが、山形県のあるクレープ屋さんにお世話になったことがあって、なんでクレープ屋をしようと思ったですか??と聞いたらいや、クレープ好きだから。クレープ始めたら毎日クレープ食べられるじゃんと言ってて、そんなことで始めていいのかと当時は衝撃を受けました。後は、年齢関係なく、知ったかぶりせずに分からないことを素直に聞ける姿勢も凄いと思いました。
旅をしながらカメラとの出会いはどこですか?
旅の途中である旅人が1眼カメラを持っていてそれを見せて頂いた時にこんなに綺麗な写真が撮れるのだと感動して北海道にいた時にアルバイトをして絶対に買おうと思いました。
旅をしていたので、毎日のように撮るものがあって全く飽きずに毎日がとても楽しかったです。
「嫌なことからは逃げろ!好きなことは逃げるな!!」
最後にこの記事を読んでいる学生にメッセージをお願いします!
「嫌なことからは逃げろ!好きなことは逃げるな!!」と言いたいですね。僕自身、人生の中で逃げしかしてきていないので(笑)それでも、自分の心から好きなことやりたいことは逃げて欲しくないですね。きついことから逃げるな耐えろと言われますが、僕は早々に逃げてもいいと思います。逃げても絶対大丈夫ですと伝えたいです。
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