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仕事で晴顔になれる人となれない人の差は何?晴顔で働くために学生の時から何を意識したら良いのかを聞いてみた。── NPO法人ママワーク研究所 代表 田中 彩さん

今回は「晴顔(せいがん)=持てる力を自信をもって発揮するときの晴れ渡った表情」になる為の環境や自己表現の場を創り続けているNPO法人ママワーク研究所 代表 田中 彩さんに伺いました。

誰もが仕方なく仕事をするのではなく晴顔で働きたいと願っていると思います。

そんな田中さんに晴顔の人と曇った顔の人との違いや、学生の時に何を意識したら良いのかを取材しました。

人とのご縁を大切にして自分の在りたいを描く

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    本日はありがとうございます。田中さんが思う晴顔の人と曇っている人の明確な違いは何でしょうか?

  • 難しい問いですが、自分の在りたい姿が実現できている若しくは周囲に受け入れられている時に晴顔になれていると思います。

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    重要なポイントは何でしょうか?

  • それは自らの意思があるかどうかです。誰かから言われた仕事を仕方なくするのでなく、主体性を持って取り組んでいるかどうか。加えて、自分の掲げるビジョンに向かっていたり、自身の強みを活かしたり、周囲に評価(又は必要と)されていると感じる時に輝きが増します。

  • 田中彩さん(たなか・あや)さん

    ベンチャー企業で総務部長をしていたが、出産を機にリタイア。 専業主婦⇒再就職挫折の経験から、「子育てしながら、自分らしく働きたい」ママ達をサポートすべく、2012年にNPO法人ママワーク研究所を設立。 「家族から必要とされ、組織からも頼られる、そんなママをもっとたくさん増やしていきたい。」を追い求め、ママ向けスクールや企業向けコンサルティング、企業とママ人財が出会う「ママドラフト会議®」等を展開してきたが、 再就労マッチングまで責任を持つ存在でありたいと 職業紹介免許の取得に発起。Work Step株式会社を2017年2月に立ち上げる。

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    ありがとうございます。

    学生の方が将来、晴顔で働くために意識して欲しいことやアドバイスは何でしょうか?

  • まず、ご自身がどんな職場風土や仲間といたら、ありたい自分になれそうか(又は自分を見つけられるか)自分の軸を知ることです。

    その為には、仕事探しの下準備としても、OB訪問やインターンシップ等に積極的に取り組むこと、働く社会人と交流することが貴重な経験となるかと思います。旅行やボランティア活動等を通じて出会う、気になった大人にはぜひ会いに行って話を聞いてみてください。

    そういった方々との対話の中で将来の方向性や自身の在りたい軸が浮かび上がってきますし、身近に相談出来る方も出てきて、ますます社会人になるのが楽しみになると思いますよ。

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    頭では関心のある大人に会いにいくことが大事だと分かっていても、それが苦手で実際に行動に移せない方もいらっしゃると思います。そういった方にはどうアドバイスをされますか?

  • そんな方は、まずはご自身の周りにある「する事」に自分サイズ目標を設定して取り組むことも「主体的」に取組むステップを提供してくれると思います。

    自分サイズで設定した目標ですので、ちょっと頑張って達成して、自分を褒める。

    すると、「私はできる」という想いが次のステップ上りを後押ししてくれます。

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    どういう意味でしょうか?

  • 例えば、苦手な電話営業で1時間で20件かけると決めます。電話先でどれだけ断られても自分で20件コールを達成することは出来るので、その時の自分を褒めるということです。

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    なるほど、些細な成功体験の積み重ねが自信に繋がって行動に移せるようになるということでしょうか?

  • はい、そうです。

    他にも毎日を振り返って今日幸せを感じたことを3つ挙げる、と言った小さなトライで、日々たくさんの幸せを得ている自分に気づくと言うトレーニングも簡単ですが、有効なアクションだったりします。共通項は、自分で設定したテーマに、自分の持てる力で取り組むということです。

一人ひとりが「はたらく」を通じて晴顔になれる社会を創る

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    田中さんが掲げている「一人ひとりが「はたらく」を通じて晴顔になれる社会を創る」というビジョンを掲げた経緯をお聞きしてもいいですか?

  • はい。私自身が出産を機に離職をして再就職の際に大変だった経験から同じような方の応援がしたいと思い、NPO設立を設立しました。

    そこで沢山の女性をバックアップしている中で、ブランクもあり「こんな私なんて…」と自信を無くしている顔からステージ上で自分の強みやエピソードを話すときの輝き晴れ渡った表情に変わる姿が好きで、今は女性に限らずそういった方を増やしたいという想いから掲げております。

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    NPO法人を起業される際に恐さはありませんでしたか?

  • 専業主婦からの法人化でしたので恐さも迷いもありました。

    そのような中でクルミドコーヒー店主の影山知明さんに相談したところ、「犬も歩けば棒に当たる。歩かないと何のチャンスも得られないよ。」と言われ背中を押して頂き、一歩目を踏み出すことが出来ました。

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    起業してみて良かったことは何でしょうか?

  • 自分達で作り出したサービスが必要だと言って頂く時は幸せだなと感じます。

    また、「これをやったら良いかもしれない」と言うものは、できるだけ自分の背中を自分で押して実行してきました。そのため、地道な活動ですが、考えたアイディア・行動は全てやりつくした感があります。限られた自分の命を、ここまで使っていたら良いかなと思えるくらいです。

  • 私自身は元々引っ込み思案な性格なので、まさか起業なんて…と思っていたのですが。自分が主宰して立ち上げたものですから、苦手な営業も含めて、全て「やってみないと結果は分からない」。とにかく、アイディアを出して、全てをやってみる事にしたんです。 たくさん失敗もご迷惑もお掛けしましたが、思いつく限りに「やってみた」という経験を9年続けていくうちに、ある時「やりきれた」という体感がでてきて、それも起業して良かったことです。

時間がある時に想像を超えた経験をする

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    最後に学生の方にもう一つメッセージをお願いしても大丈夫でしょうか?

  • はい。今振り返ると、学生時代にやって良かったのは、バックパッカー旅です。大まかなスケジュールで、市場を訪ねたり、ホステルで交流したりしました。

    1~2カ月の長期に渡っての旅は、社会人になり、更に家庭を持つと実行するのは、難しくなってしまいます。時間と体力(笑)がある学生の間にできることは、ぜひ(新型コロナウィルスが落ち着いたら)今だからこそトライしてみて欲しい、と思います。

    私は大学3年生の時に単位履修を終えて、4年生時はインドでの企業インターンシップに2か月参加することができました。カレー漬けの毎日、言葉も働き方も、住まい方も違う国で、「毎日が発見」の生活を送りました。この経験等、海外の文化を体感することは自分を広い視野で見れるようになる大きな機会を与えてくれると感じています。

    と言いつつも、自分サイズの目標設定が大事です。

    焦らずに今あなたが出来る挑戦をしてくださいね!

    応援しています。

↓田中彩さんの詳細はこちら↓
Facebook:https://www.facebook.com/tanyakkya
【ママワーク研究所】https://mamawork.net/director/
【WorkStep株式会社】https://www.workstep.co.jp/executives/

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